naname

Photo by Takumi Ota
Photo by Takumi Ota

かつてトラックを中まで乗り入れて荷の積み下ろしをしていた元書籍倉庫。
スペースの半分が滑り止めのついた坂道=斜めになっていることから、ギャラリーの名前を「Naname(ナナメ)」と名付けました。
物事を凝り固まった見方ではなく、普段とは少し違う角度や視点から見てみると、何か新たな発見があったり、もやのかかっていた本質が見えてくるかもしれません。
Nanameはデザイナー、作り手、ここに集まる人、そして周辺空間の間に新たな対話を生む場所です。

住所: 153-0042 東京都目黒区青葉台3-5-33 川辺ハイツ1F(デイリープレス内)
TEL. 03-6416-3201

Current Exhibition / Project

BLEND

会期:2019年10月19日(土)~25日(金)
13:00 ~19:00 無休

1950年に静岡で齊藤木工所として創業した「サイトーウッド」は、すぐれたプライウッド成型技術をもつ企業として世界的に知られています。「BLEND」は、サイトーウッド による新しいブランドで、そのテーマは従来になかったさまざまな要素の「融合」。デザイナーの藤城成貴のディレクションのもと、海外の気鋭デザイナーも積極的に起用し、プライウッド製の日用品をリリースしていきます。木目を生かしたアイテムに加え、塗装によってカラーリングを施したアイテムにも力を入れて、デザインの幅を広げました。今回は、藤城成貴、Carlo Clopath、Leon Ransmeier、Shane Schneckという4名のデザイナーによる新作コレクションを展示します。

Past Exhibition / Project

小林且典 水彩の仕事 Katsunori Kobayashi – Watercolor

会期:2019年7月1日(月)~15日(月・祝)
13:00 ~19:00(最終日~17:00)無休

小林且典は、版画、彫刻、水彩、写真と縦横無尽に表現方法を換えながら、制作を行います。 何かを見つけ出そうとしているのか、極めようとしているのか、あるいは小さな変化を楽しむためか、渾渾と尽きることなく。ブロンズなら鋳造から、写真であればレンズを自作し、どの表現においても制作の全プロセスを自分の手で。アトリエの大きなスライドドアを開けると、道具、素材、色、匂いがひしめき合い、膨大な数の動詞(削る、塗る、描く、彫る、切る、混ぜる、磨く……)が目に飛び込んできます。 この度、小林の「版画」「彫刻」「水彩」による作品にフォーカスした展覧会を、3つの会場で同時期開催。Nanameでは水彩を中心とした展示となります。
www.studiokobayashi.com

Risaku Suzuki

写真家・鈴木理策の「Mirror Portrait」。タカイシイギャラリーでの個展の後、継続してNanameでの長期プロジェクトとして行われました。白い小屋が建てられ、一つの面に取り付けられたハリウッドミラースタイルのハーフミラー。被写体の意識を撮影者から隔てるミラーを挟み、Nanameでさまざまな人のポートレイト撮影が行われました。

期間:2017年1月 = 2018年12月

Studies / Shigeki Fujishiro

プロダクトデザイナー藤城成貴がこれまでに製作してきた模型を展示しました。 デザインプロセスにおいて藤城は、現物に近い模型を作り、かたちや色の確認を行ったり、 シーンの中に模型を置き写真撮影を欠かさずに行います。 写真を通して見ることで、一度距離をおき、 あたかも別の誰かがデザインしたものを見ているかのような状況を作る。 この時が、自分のアイデアが本当に意味のあるものか否かを、 冷静に判断ができるといいます。

会期: 2016年12月17日(土) – 12月25日(日)